お知らせ

歯周病が早産に与える影響


自由が丘DWORKS歯科・矯正歯科です✨️🦷✨️

こんにちは😊

今回は歯周病と早産の関係性についてお話しします🦷

まず早産とは妊娠22週~37週未満の出産のことで、28週未満の出産は超早産といわれます。

早産で生まれた赤ちゃんのほとんどは2500g未満の低出生体重児です。

早産児は成長が未発達なことによる疾患リスクや、将来に特定の疾病リスクが高いことが分かっています。

早産の主な原因としては、

  1. 子宮内感染
  2. 頸管無力症
  3. 全身性炎症

の3つが挙げられます。

この中でも、歯周病が原因となる早産が③全身性炎症に含まれます。

全身性炎症とは外傷など侵襲を受けたこと局所で炎症物質(=サイトカインなど)が

産生され、それが血中に吸収され全身に循環し何らかの反応を起こすことです。

歯周病で産生されたサイトカインが肝硬変や糖尿病などの全身性疾患を悪化させる原因のひとつであることが分かってきています。

妊婦の方においても子宮以外の部位の感染などによりサイトカインが産生され、子宮収縮が増強される可能性があり、その原因のひとつが歯周病ではないかと考えられています。

歯周病が原因となる早産のメカニズム

  1. 妊娠中期以降に女性ホルモンの増加により歯周病菌が増える
  2. 歯肉に炎症が発生
  3. 血歯周病菌を排除するためのサイトカインが産生される
  4. 血中サイトカインの増大により、様々な全身疾患を引き起こす
  5. 血中サイトカインにより子宮収縮が引き起こされる
  6. 正産期前の出産(早産)になる

また新たに、早産や流産患者の胎盤や歯周病菌の菌塊(コロニー)が発見されており

胎盤や卵膜に炎症が起こっていることが分かりつつあります。

この炎症により陣痛が誘発され、早産を引き起こすことが考えられます。

歯周病と早産の関係性については、まだまだ詳細なメカニズムが解明されていませんが、妊娠してから歯科を受診することももちろん大切であること、

それに伴い妊娠する前からの歯科受診や様々なケアも非常に重要となりますので

健康な妊娠出産のためにもしっかりケアしていきましょう🦷🪥✨

自由が丘DWORKS歯科・矯正歯科