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口腔乾燥症(ドライマウス)について


寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
空気が乾燥し、お口の中も乾きやすいです。
今回は、口腔乾燥症(ドライマウス)について紹介します。

口腔乾燥症(ドライマウス)について

口腔乾燥症(ドライマウス)とは、唾液の分泌が低下して、お口の中が乾いた状態のことをさします。
唾液分泌の低下だけでなく、お口の中が乾いていると自覚するすべての症状のこともさします。

口腔乾燥症(ドライマウス)軽度の症状

軽度の症状として、下記があげられます。

  1. お口の中のネバネバ感
  2. ヒリヒリする
  3. むし歯、歯周病菌の増加
  4. 口臭

口腔乾燥症(ドライマウス)重度の症状

重度の症状として、下記があげられます。

  1. 強い口臭
  2. 舌表面のひび割れ
  3. 痛みによる摂食障害
  4. 話しづらい
  5. 不眠

平均的な1日の唾液分泌量は、約1〜1,5リットルです。
唾液は、唾液腺から湧き出し、お口の中の食べカスを消化器官へと洗い流します。
また、抗菌作用もありお口の中の菌の増殖を防いでくれています。そのため、お口の中が乾くと、むし歯や歯周病のリスクが高くなったり、口臭の原因になります。

口腔乾燥症(ドライマウス)の原因

原因として、下記があげられます。

  1. 薬の副作用
  2. 糖尿病
  3. シェーグレン症候
  4. 加齢
  5. ストレス
  6. 口呼吸

口腔乾燥症(ドライマウス)の治療法

治療法は、生活指導や対処療法がメインになります。

  1. 保湿性薬剤
  2. 保湿力の高い洗口液
  3. 保湿ジェル
  4. スプレーによる噴霧
  5. 夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース
  6. 夜間義歯

などを症状に応じて処方、投与します。
唾液腺マッサージや積極的に水分を補給するように心がけるのも有効な方法です。

口の乾燥が気になる場合は、専門医にご相談下さい。

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